ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY外壁リフォーム 15 みぃつけた我家の「欠陥下地」①

建築でもアンテナでも何でも、ちゃんと作っていれば何十年でも壊れる事はないのです!
ちゃんと、とは「手抜きをしない!」。 たった、それだけの事なんです。
DIY外壁、まず下地を整えましょう。  やり方は、
ネット上に沢山掲載されていますので、記事にない補足とPOINTだけ触れて参ります。


1.「釘」の打ち直し
  我家の外壁は「サイディング」という外壁ボードを桟に釘で止めた構造です。
  すると

  

  分かりますか?
  「釘」の頭が飛び出ています。大きいので5㎜位出ていました。これは、
  主に、長年の「風圧」に壁が押さえられて飛び出てくる事が有るらしいのです。
  なんと、道路沿いのお宅では「トラックの走る振動」でも緩んでくるとの事らしい。


  そこで「飛出した頭は金槌で軽く叩いて 打ち直し をします」・・なのですが、
  すると、他の釘の頭が出てきます??
  強く叩き過ぎたか? 軽く・・すると打った筈の釘の頭が、また出てくるのです・・
  釘の頭をペンチで引っ張ると、すっぽ抜けてしまいました ??


みぃつけたぁ、我が家の欠陥!!
  抜けた釘穴に長い針金を差して込んでも「下地」が無い!! のです。
  調べると、ほとんどが、下地のない所に釘を打っている事がわかりました。
  壁(ボード)に釘が突き刺さっているだけなのです。


 どうする
  下地を探す    ・・下地センサーを使えば・・

        

                        しかし、下地が、無い ?? のです。
   「下地の無い所に」ではなく、「下地が無い」のです。
 建築基準に則ていれば「間柱を立てる・胴縁を張る」ので・・あり得ない「筈」です ??

            

   しかし「下地検知針」「針金」で探っても、壁のどこも「下地」に当たらない!!
   いや、どこかにはある筈のはずの筈、桟(胴縁)が無い事など絶対にあり得ない筈、
 これは「手抜き」ではなく、「欠陥工事」では!!
   「重大な瑕疵担保」でも10年です。 35年間、気が付きませんでした。


 どうする 
  1.今から下地を張る 不可能
  2.今から補強する  不可能
  3.諦める    ・・しか無いのです。
     ① 釘の頭は引っ込める。
      ・頭が出たままだと、雨水が釘と外壁の隙間に染み込んでいきます。
      ・釘を抜いてもいけません。「穴」が出来てしまいます。
     ② その上から外壁と一緒に塗装します。一定の防水はできます。
     ③ 築35年、壁は落ちては来ませんでした。
       今後も落ちて来る事は無いと思う(願う)しかありません。


これが、見たり ! 建築の実態」 なのです。
施主は、どうする! どうやって自らを守る!
  各施工行程毎に「写真」を撮る
  万一に手抜きされても「写真」が証拠になります。
  私の場合は
  「瑕疵」は有っても「被害」が顕在化していないので「諦める」しかありません。


                                     続く




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DIY外壁リフォーム 14 番外「地デジが映らん!!」

3回目の股関節脱臼の時に脱臼が嵌らず、とうとう「入院」です。
見舞いにきてくれたババさんが「地デジが映らんくなったよ」との事。
前々から一瞬チラチラとする事はあったのですが・・


翌日、コルセットが出来たので退院して早速調査。
 テレビが映らんと困る!
アンテナから屋内ブースターに来ている同軸ケーブルで既に信号が来ていません。
大抵はコネクタの接触不良か、悪ければブースターか老朽化しているアンテナそのもの。
その足で屋根に上りました。
・・中略・・ どれも悪くない ・・中略・・ アァッ 見ぃつけた 欠陥!!


同軸ケーブルの途中が切断されており、導線をねじって結んでいるだけ・・
その上から絶縁テープで巻いていただけで、導線が錆びて折れていた のです。
一体いつ、だれが、こんなバカな手直しをしていたのか!!
  【再現画像】

        ⇒ 


      私は 電子工学出身 ですので、原因を見つけ出せました。
      素人の方には分からない「手抜き工事」と「症状」です。
      きっと屋根屋が内緒で隠していたに違いありません。
 正しくは、

      

  1.同軸の端は「F型接栓」でコネクタ加工し、中継コネクタで接続します。
  2.この上を「自己融着テープ」でしっかりと巻いて、防水します。
    「ビニル絶縁テープ」は使いません。
  3.部品、材料費 一式¥300


もしアンテナ工事業者さんに点検修理を依頼していれば、
  このような原因を特定して手直しの出来る業者さんは「優秀」です。
ほとんどは「ケーブルが痛んでいるので新しいのに張り替えましょう」と数万円の工事か、
「光ケーブルTV」です。


ただ、我が家は「アンテナ」でまだTVは映っていることに加えて、
東南海沖地震 が必ず来ます。
   万一インフラ停止しても通信を確保できるので「アンテナ撤去」していません。
   ケーブルを引いても「アンテナ」は残すつもりです。
   ただ、
   無停電電源で非常電源を確保できるように機器類は準備確保しているのですが、
   コルセットで身動きできずに 床下 に潜り込んで配線ができないのです・・


ババさんがパートから帰ってきました。
   ジジさん:直ったよー ♡♡
   ババさん:屋根、登ったのぉッ!!💢 💢





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DIY外壁リフォーム 13 「テープ剥がし」

「紙マスキングテープ」が剥がれない。 
 Q.なぜ、紙テープを使った?
 A.「安い」からです。 消耗品に費用を掛けたくありませんでした。
 反省:塗装工程、最大の失敗でした。せめて養生テープにしておくべきでした。


どうする
DIY魂1.超強力「剥離剤」
      結果:溶剤が粘着面に浸透しない構造。だから「マスキング」なのですね。
DIY魂2.電動「テープはがし消しゴム」

       結果:紙テープの ベース基材は「薄くて強靭」な和紙です。

             つるつる滑るだけで、削り取ることはできません。
DIY魂3.聞く
メーカーA.強力な「はく離剤」を使用しても剥離は極めて困難です。
      はく離剤は却ってサッシ周りのゴムを溶かしてしまうリスクがあります。
      ご苦労されいるようにヘラで紙を削り取るしか方法がございません。
DIY魂4.「カーボンはがしヘラ」ホームセンター¥160 x2枚 ・・これしかない



1.では、やってみましょう
      ① 慎重に指で引きはがす  ② ヘラで削り取る

         

  「画像」では簡単そうに見えるでしょうが、とても時間と力の要るしんどい作業です。


  Point. カーボンヘラといっても、プラスチックです。すぐに角が取れてしまいます。
   角がないと滑って削れません。

     ヘラの先端をカッターで落として常に「角」を作り出します。

「サッシ」には紙マスキングテープで養生していましたので、この全てを剥がすのに2週間



2.糊の洗浄・拭き取り
  「紙」さえ剥がせれば、後は何を使っても「糊残り」は綺麗に剥がせます。
  「溶剤」は高い!! ので「灯油」でも拭き取れますよ。
  しかし、もうとっくに 体力・気力 が失われています。
  まだ先が長い。
  絶対に今年中には何があっても「足場」を下すのが命題なのです。

        

  どうする
  見栄えだけの問題で、機能的に問題は有りません。
  目につくとこだけ、見えないところは「もう良い。記念に残す」事にしました。
  「手抜き」でなく、自分を戒めるためです ・・ と弁解させてください。
  付加価値のない、とにかく「重労働」なのです。
          「秘密基地建築」が終わってからでも剥離剤で落とせますので。



3.使ってはいけない「紙テープ」
   1)直射日光に当てない
      お天道様の「力」は凄まじい。
      戸袋に仕舞まっていた雨戸のテープは指で剥がせました。
   2)貼ったら、即日に「剥がす」が原則
   3)使うなら「(布) 養生テープ」
      これでも「糊残り」を起こしますよ。
   4)使わない。
     だから早く、しかし綺麗に塗装できるから「プロ」と呼ばれるのですね。
     それができないから「素人」なのです。
     もし外壁を先に塗装して、それから付帯部に掛かっていれば、
                         素人でも出来たと悔やまれます。



4.「養生」は要りません
   建物を汚してしまっただけ
    無用に日数を使ってしまっただけ          ・・これが結論です。





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DIY外壁リフォーム 12 大失敗!!「養生」

その前に
お風呂で体を洗っていたら「何か変・・」           ・・中略・・
受けていた人工股関節が、抜けてしまいました!!
ババさんQ.どうしたらよい?  ジジさんA.救急しゃぁ~  ・・中略・・
救急車の対応に物申したいこと沢山あるけれど         ・・中略・・
結果:その後も含めて計4回股関節脱臼 市民病院TOP記録を飾る
   叱られるのでDIYは㊙TOPシークレットにし続けているものの
医師:A.じっとしていなさい  Q.身動き出来ん!  A.当然です!!

   

   このコルセット 10万円超えるんですよぉ、健康保険はありがたい。


1.養生
 ネット情報によると ”塗料が付くと落ちません”
    ”塗装で他を汚さないように、塗料が付いて困る所はマスキング” するのですよ。

   それ位は素人でも知っています。
 左から「マスカー」「布養生テープ」「紙マスキングテープ」
         

     100均よりホームセンターの方が質が高く、絶対安いです。


 こんな感じで覆いました ↓

       

 ところが「風」「雨」との戦いになります。
 ビニールは外れ、雨水が溜まり、
 「風」が入らない様に口は閉じ、徹底的にテープで押えるしかありません
 何度もやり直しているうちに「股関節脱臼事件」にも見舞われ、長い間放置。
 「幽霊屋敷」状態に。


2.養生が、剥がれん!!
 体が落ち着いてきて「さぁ、いよいよ外壁の準備に」。
 残っている部分のマスキングも仕上げてしまおうと・・
 すると「何か変?」 何かが変?「マスキングテープ」が剥がれないのです。


 ええー!!
 「マスキングは剥がれるもの」と思い込んでいました。
 特に「紙テープ」は、お天道様の直射で完全に食いついて固着してしまっているのです。
 一人でやっていましたから、
 しかも足場に昇る回数も減らしたかったので、屋根回り・軒塗装時にマスキングも一緒に
 長い個所は半年近くそのままにしていた所も・・
 そうかぁ、業者はすぐ剥がせるので、こんな問題は起きないのでしょう。
 一人DIYでは・・・
 貼って間もない所はまだ剥がれたので、剥がし取れましたが、
 「紙マスキングテープ」は、剥がれません。

         


どうしよう・・案
 1.諦めて、このまま上から塗装する。
    「紙テープ」の紙は「強靭な和紙」に浸透防止処理しています。
    数年後か、其の後か、必ず剥がれてくることになるでしょう。
 2.機能に影響しない所は、放置する。
 3.何としても「剥がす」
 4.プロに知恵を借りよう
  Q.これ、よく頑張ったねえ・・
  A.はい。塗装って、本当に大変なのですね。よくこんな仕事しているなぁと。
  Q.僕ら(プロ)は、よーこんな大変な事、しません。できません。
  A.え?
  Q.まず外壁が最初です。木も鉄も、強い外壁塗料で一緒に塗り込んでいきます。
    それから付帯部。
    塗料なので何度も塗り重なって良いし、塗り込んだ分 強くなる。
    黒は最後です。
    そうすればマスキングも要りません。
  A.えっ、私の工程は「逆」だったの?
  Q.yes. 分かんないことは、なんでも聞いてください。


  前回ブログ「施工工程」間違い探しの「答え」です。


3.反省:ネットの情報は信用しない、鵜呑みにしない事!
   どうしよう
   結論:今更やり直しは効きません。
      養生は、剥がすしかないのです。
      折角苦労して養生したけれども、何の役にも立たずに剥がすしかありません。


 「養生はしない」か「最小限」が正解。
  どうしても使う必要がある場合に限っては、
  1.シリコンクーキングには「紙テープ」でも良い。
    なぜなら、作業後すぐに剥がしますから。
  2.「紙テープ」は基本的に使わない。
    「マスカー」「養生テープ」は簡単に固着はしませんが、長時間は置かない。
    剥がれたとしても「糊残り」することか有ります。


  ネットの記事を批判するものではありません。
  ただ「教科書」通りが正解とは限らないのですね。
  読者は記事に惑わされない、鵜呑みにしないで参考にする姿勢も必要です。


                                   次回に続く




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