ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY 秘密基地 15 「丸太フェンス」西面完了

試行を繰り返しながら、西面の「丸太フェンス」は一旦完了しました。
とりあえず、鉄フェンス(幅2m)4面分に、構想していた計6本の柱が立ちました。




1.上桟、下桟
  鉄フェンスは2mm厚のLアングルの枠に、メッシュを溶接した構造です。
  この構造に強度を持たせるために、上下のLアングルに添わせて丸太で桟を張りました
  まずは「番線」で鉄フェンスの柱に丸太柱を添わせて、上残・下残に緊結します。

       

       

       

       これで、丸太でフェンスの「枠」ができます。





2.丸太フェンス
  後は丸太を横に番線で緊結して段を重ねて「目隠しフェンス」にします。
     

       

       

     フェンスは4段の構想でしたが、5段に増えました。
     敷地が遊歩道より高く、これでほぼ大人の視線に水平になります。
     丸太と丸太の間には多少の隙間を持たせています。
     通風させて常に乾燥していないと、木材が痛むためです。
     このため、思ったよりも敷地の足元辺りは隠れません。





3.思考実験
  丸太フェンスは問題はないのですが、この面に沿って「秘密基地」が来ます。
  震度6弱なら揺れる程度ですが、ハザードマップに関わらず
  日本のどこでも「震度7 70%」「震度7強 35%」の確率で起きる可能性がある
  とされています。
  震度もありますが、怖いのはマグニチュード。加速度の強い地震が来たら・・

       

   結果:柱2本追加
      これで柱は1m間隔で立つことになります。
      「あの時にやっておければ良かった・・」と思うのなら、
      「今」やっておくことにしました。




4.フェンスも追加
  敷地からは遊歩道を見下ろす角度になり、歩行者と目があってしまいます。
  丸太は「重量」がありますので、あまり高い位置にまでフェンスを張るのは
  地震に対して弱くなるので思案のしどころです。
  妥協点として、後2本を追加することにしました。

       

       





5.強度は「通しボルト」
  「番線」は外しませんが、所詮「仮設」は仮設です。
  要所は「通しボルト」で強度を確保します。





6.フェンスの張力
  丸太と鉄フェンスをできる限り一体化して、フェンスの強度を高める事にしました。
  写真では分り辛いと思いますが、
  「鉄柱」に対して「Lアングル」は奥行きが小さい、つまり丸太フェンスと
  「メッシュの面フェンス」との間には約1cm程度の隙間が生じています。
  この1cmの隙間を面フェンスの中央部では丸太柱に密接させることで、
  面フェンスは丸太の上桟・下桟に高い「張力」でピーンと張った状態になります。

  この張力が柱だけでなくフェンス全面に強度を持たせようということです。
    

  面フェンスのLアングルが変形して湾曲しています。
  この力が「張力」を生み出す工夫です。


  自動車車体の高張力鋼板は製造過程で板金に張力を持たせますが、
  加工方法は異なっても考え方は同じです。


  この後「筋交い」を入れますが、一つ一つの部材強度を高める方法は
  考えられる限り採用していく事にしました。




7.課題
  次に南面の丸太フェンスに取り掛かりますが、
  実は未だに秘密基地の「詳細設計」が完了していません。
  思考してはいるのですが、制約条件が多くて納得いく設計案が出てこないのです。
  しかし、そろそろ確定しないと、もう後が無くなってきています。

                               






目次はこちら
       

×

非ログインユーザーとして返信する