ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY外壁リフォーム 21 「外壁塗装」その1

やっと、やっと塗装に来ました。
何と長き道程だっでしょう・・
ただ、問題は下半身コルセット。立ったり、しゃがめませんので膝立ちしたり、
足場の間に嵌って、身動きできません。悪戦苦闘になりました。
そして夏真っ盛り、酷暑、目眩さえしてきます。老体には耐えられません。


結論から申しますと、


外壁塗装は こんな高齢の 素人にもできる ♡♡
生涯で初めて握った「ローラー刷毛」ですが、「手刷毛」より超簡単で綺麗に塗れます。
ネットで色々記事を読んでは心配も有りましたが、産むが易しでした。
塗り残しが無いように、縦縦・横横、もう一度縦縦に転がす。
たった、これだけです。
木部、付帯部に苦労していた事に比べれば、広い壁面を一気に気兼ねなく塗れるので楽です
                  実はこれで「塗装編」は終わりにしても良い位です


でも POINT だけでも
1.ローラーに塗料を含ませる
  太いローラーも有りますが、
  プロの方も「150mm 紙管内径26~27mm」スモールローラーが多い様です。
  このサイズが使いやすい。
1)綿繊維ローラーを使いましょう

  私が買ってきたマイクロファイバー ⇒ 

  すぐに毛先がヘタります。ローラーが細くなってきて、塗料を含まなくなります。
  戸建て1回塗りで3回交換しました。
  まぁ10本あるので、足りなくなることは無いのでしょうが・・
  実は3回目の仕上げ塗りに、
  2本頂戴していた貴重なローラーを使わせていただきました。仕上げですから♡
  めちゃくちゃ塗りやすい、そしてヘタらないのです。1本で十分持ちます。


 何が違う? どこが違う?
  素材が「綿の紐を織り込んだ」作りになっています。 
        マイクロファイバー     綿繊維    の断面です。
        (ハイパイル)     (ウーブン織)

            

  マイクロファイバーも高価な品ならしっかりしているのかもしれません。
  何せ1本¥100と比較の対象にしてはいけませんが、
  「綿繊維」を使っていれば、もっと早く、楽に、綺麗に塗れたと後悔しています。
  なお「綿繊維」の「ハイパイル織」もあるそうです。


豆知識:「弘法筆を選ばず」意味は?
  弘法大師(空海)は、
  『性霊集(しょうりょうしゅう)』という漢詩文集に次の言葉を残しています。
  「良工まずその刀を利くし、能書は必ず好筆を用う」
  口語訳すると、
  「腕のある良い職人はまず何よりも先に道具を研ぎ、
   優れた書家は必ず良い筆を使用する」          という意味です。


  30年塗装を目指すなら、ローラーだけは良いものを使うべきでした。


2.ローラーで塗料を攪拌する
  塗料を柔らかくします。


3.余分な塗料をメッシュでしごいて落とす


4.ローラーを軽く壁に当てて、転がす。
  ネットで検索しますと、W字に塗るのが基本とか、塗料を配って載せて塗り広げる
  等々、たくさん検索できます。
  どれが本当なのか? よく分かりません。
  私は、下側から上にローラーを転がすことにしました。
 理由:

    

    ご覧いただけますか?
    ローラーを転がすと、塗料が進行方向に波打つように溜まっています。
    これ位サラサラに、そうではないと希釈が不足しています。
  上から塗ると塗料が垂れ落ちてしまいます。
  よいしょっと、塗料を持ち上げる感じ。
  後は縦縦・横横と塗り広げて、塗料を配るなんてしません。
  そして軒には塗料が付かないように慎重に。
    外壁を先に塗っていれば、こんな慎重になる必要もなかったのです。
     どうしても当たってしまうような個所には「ベニア板」を当ててガードしました。


5.どこから塗る?
  我が家のサイディンクボードは、
  こんな感じでパネルが組まれて釘でパネルを留めています。

     

              番外:その釘が下地の無い所に打ってあるのですから怒っているのです。
  比較:高級 それともこれが普通の工法か?

    

  つまり、我が家の外壁には「シリコン充填」されておらず「溝」がむき出しの構造です
  雨漏りすることのない構造なのでしょうが、安上がりに済んでいるのですねぇ。
思案:釘が効いていないのなら、シリコンで固定すれば良い。
   しかしポン付けするとダムで仕切ってしまう事となり、雨水が強制的に流れ込む。
   溝を埋めると大量のシリコンが必要と共に、足場年内解体は絶対不可避になります。


  そこで、壁の補強は諦める。
  但し、この溝の隙間にも塗料が入るように塗り込みました。

     

  一回でも塗料で塗れれば、雨を弾いて水が浸入することは抑制できるとの計算です。


6.素人が塗っても、「ファインパーフェクトトップ」は均一に面が馴染んでくれます。
  塗料が重ならないように面を区切って・・は必要なく、
  重ね塗りした方が強い塗装になり、塗装の継ぎ目は全く見えません。
  全く気にせず、塗り残しが無いように注意するだけで良いです。
  「腕」ではなく、ローラー塗装である事と、塗料が良いのですね。
  POINT:「薄めた塗料」を塗るのではなく、「薄く塗料」を塗ります。


7.必要に応じて「養生」

     

  塗装時だけ、養生します。
  玄関の土間にはブルーシートを敷きましたが、塗料が抜けて「意味ないじゃん」。
  扉にブルーシートは良いけれども、土間には「つなぎ目の無いビニールシート」が正解


8.あぁーっ、やっちゃったぁ!!
  この玄関、一回目は何ともなく塗れたのですが、二回目が「変」になりました。
  玄関は綺麗にしたかったので、ローラーを新しいのに交換したんですね。
  その毛先が抜けて、塗装面に夥しく付いてしまったのです。
  こんなことが無いように、買ってきたローラーは「毛を抜く」していたのですが、
  たまたま、ここに使った1本だけ、不幸に「抜け(い)ていなかった」のです。
どうしよう・・

    綺麗にする筈が最悪の「大失敗」

  途方に暮れて、大きな「毛」はピンセットで除けましたが、これでは1年掛かる。
  塗装を剥がしてやる直すしかないか。
どうした・・・
  3回塗ると、やや肌荒れが目立たなくなってきました。
  4回塗り、まだ見れば気になるものの、目立ちは少なくなりました。
それで?
  誰も気付かん。もう、これで良い。
そして半年過ぎた今、塗膜がピーンと張ってほとんど分かりません(気にしなくなった?)


9.ローラーの入るところは外から見えないところでも塗り込みます。
  ローラーの入らないところは、手刷毛で攻めます。
  DIY魂です。


10.最後に「サッシ(雨戸)」です。
  外壁は3回塗り
  サッシは標準的な「下塗」「上塗り2回」にしました。
 なぜ?
  下地は「鉄」です。木やサイディングの様に痛む事は少ないと判断しました。
   


10.重要なのは「乾燥時間」
  塗装が十分に「膜」を造ってから、その上に塗料を重ねます。
  膜が十分でなく塗り重ねてしまいますと、強い膜が形成されません。
  固い膜が建物を保護してくれます。
  かといって間を空け過ぎてしまうと塗装が塗料を弾いて塗料が食いつかなくなります 
                         塗料が塗料を弾く・・

                            塗装(塗料)って、すごい 


  幸いに一人作業ですので乾燥時間に不足を生じません。
  強い「膜」が出来ているか見れば分かります ♡♡


11.第一回目:下塗無し。そう、剥がれの元ですから。
       ファインパーフェクトトップ 外壁のみ3.5缶
       下地が塗料を吸って、計算より1缶多く消費してしまいました。
       今までは「水」を吸っていたかと思いますと、怖くなりました。
       「雨戸」は下塗「ハイポンファインプライマーⅡ」優れものです。
  第二回目:雨戸にも使って 3缶
  第三回目:雨戸にも使って 2.5缶
  合計パーフェクトトツプ9缶を塗り込みました。
     標準2回塗施工で4缶ですので、計算上二倍の塗装厚にできたことになります。
     それでも金額に置き換えますと「15万円」で済んでいます。
     これと同じ仕様で業者さんに委託していたら、幾らの見積になったでしょう。


  DIYだから、出来たことです。


                       まだ、終わっていません。
                       次回ブログ「その2」に続きます。






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