ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY 再塗装Q&A03 「サッシ」が外せん !!

今日は雨です。 今日 も 外仕事はお休みです。
これを「大義名分」と言います、良い訳ではありませんからね。


1.雨戸が外せん、サッシが外せん
   雨戸の再塗装については次の「10.最後にサッシ(雨戸)です」を参照ください。
     


  そもそも再塗装したくとも「雨戸」の外し方が分からないのは、当然ですよね。
  簡単なようで、なかなか難しい場合も多いのです。
  私は転居を繰り返して、手古摺りましたので、
  全てのメーカー・種類についての説明は出来ませんが、経験と知識の範囲で。



2.よく分からない「専門用語」
  本題に入る前に、サッシの専門用語からご紹介します。
  私はこれまで「アルミサッシ」の「窓」、ガラス窓の枠を窓枠と呼んでいたのですが、
  これが大間違いなのです。

     

  窓と読んでいた部分は「障子」、「障子の枠」であって、
  「障子」って、障子紙の事もあれば、ガラスや鉄板も「障子」なのです。

          出窓は私の子、そして今は孫っ子の憩いの場です。

                      天井までの高さはババさんの要望でした。
                      子供の運動場になりますので、普段は反対側に締まっています。


  「枠」というのは建物の躯体に付いているサッシの事で・・私の頭の中は大混乱です‥
  「窓枠」と呼ぶとサッシを納めるための、部屋内側の枠(多くは木製)の事を指します
  そして、「枠」も「障子の枠」もサッシと呼ぶのです。

                


  まぁ、取りあえずこれだけ知っていれば、取りあえず困らないかと・・
  必要に応じて「専門用語」を確認して用いるか、素人は知ったかぶりせずに
  「この部分です」を詳しく説明して誤解や混乱を招かない様にする必要を痛感です。



3.「雨戸」を外す
  これは「戸」ですから、そのまま「雨戸」で良いですよね。
                      いいえ、これも「障子」と呼ぶそうです。
  とにかく「雨戸」を、躯体の「枠」から取り外すには・・という事です。


  一般的には、雨戸を両手で上に持ち上げて、雨戸の下方を手前に引き出せば外れます。

         

 ところが、これがなかなか容易ではない事も多いのです。外れないのです。
 それは
  ① 上部レールの中に丸や四角の「外れ止め」という部品が付いているので、
    その場所を避けて外すようにする。
    雨戸を閉めた時に、雨戸の上の中央部辺りに各一か所ずつ付いています。         

           画像無断拝借



  ② レールの中央辺りが一番持ち上がり易い筈なのですが
          雨戸の下の戸車(下戸車)がレールから浮かずに引っ掛かります。
       
   原因1:築35年も経ちますと、建付けが悪くなってきています。
   対処  :雨戸の位置をずらして、外れるところを探す。 一番 ですよね。

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   原因2:下戸車が垂れ下がり、レールに引っ掛かって外れない。

   対処1:下戸車の「高さ調整」で外せるようになる事も・・しかし です

   秘技2: 持ち上がらずに引っ掛かるのですから、持ち上げてやれば良いだけです。
        雨戸のレールに沿って、雨戸の端を少し持ち上げて、
        下戸車の下に「下敷き」を差し込み、戸車をレールから浮かせるのです。


    ① スクレーバーを置いて     ②障子を少し持ち上げて     ③ スクレーバーを潜らせます

       

     下戸車の位置を良く見て、網戸もガラス障子も同じ要領です。


  「下戸車」は雨戸の下の両端(少し奥まっています)2か所についています。
   外れない方の下戸車だけでも良いし、2か所共浮かせても構いません。
   スルッと、簡単に滑って外れます。
  「下敷き」ですと割れる事も有りますので、
   私は薄いステンレスの「スクレーバー」を多用します。
   プロは「ドライバー」で浮かせるそうです。



4.清掃・点検
  外したら、なかなか無い機会です。
  清掃だけでなく、不備な個所はメンテナンスしましょう。
  「戸車交換」位はDIYで行えますよ。
   必要があれば、掲載します。


5.高さ調整
  ついでに、雨戸の傾き位は調整しましょう。

             

  雨戸の「下戸車」のネジを時計方向に回すと、雨戸が上がります。
  半時計方向に回すと雨戸が下がります。
  雨戸がスムースにレール上を動くように全体の高さと、傾きを調整します。
          上面に調整ネジ       の場合と   側面から調整する場合  が有ります

         


  雨戸の場合は、他に「鍵つけ調整」「落とし鍵調整」など
  ガラス引き違い戸の場合には「クレセント鍵」の調整なども有りますが、
  メーカーのHPでメンテナンス方法が掲載されていることがほとんどです。



「雨戸」の無いご家庭も多いですが、
家中の窓(ではなく、障子ですね)を外す基本テクニックです。
これが出来れば、他のサッシも簡単に外せるようになります。


6.「網戸」の外し方
  網戸と雨戸のサッシの違いは、「外れ止め」の構造です。
  雨戸は、「枠」に「外れ止め」が設置されています。
  網戸は、「障子の枠」に設置されています。

     


  引用は「YKK網戸」の場合ですが、他社製も形は違っても概ね同じ構造です。
  ネジを緩めて「外れ止め」を押し下げる事で網戸が持ち上げられるようになります。
  網戸によっては「脱輪防止機構」も有ります。付いていないものも有ります。
  「外れ止め」と同じような構造も有れば、
  摘まみを引いて、ワンタッチで脱輪防止を解除できる機構が多く採用されています。


  それでも外れない原因の多くは
  ① 汚れが隙間にたまっている
     水道ホースのノズルを「ジェット」に切り替えて落とせます。


  ② 多くは有りませんが「サッシが歪んでいる」
     明らかに「歪んでいる」事も有ります。外れません。
     どうしても外したい・・
     かなり強引ですが、サッシをジャッキで押し広げるという方法も有ります。


  ③ 網の交換をしないといけないのですが、まだやっていません。
    安いネットはワンシーズン位しかもたないものも多かったので、
    今は「ガラス繊維」を使っていますが、もう15年位そのままですねぇ・・・
    流石に網押さえゴムのところから少し「切れ」が出てきています。
    切れだすと一気に切れてきますので、早めに交換なければと‥思っています。
    少し値が張る素材の品でも、長い目で見たらメンテ不要で長持ちしてお得かも。
    ペットをお飼いになっているお宅では、ペット用として頑丈なネットも有りますよ
     ババさん、娘:虫が入ってくるから冬でもちゃんと締めといて !!
     ジジさん  :孫っ子の飛出し防止にも一役買っているので、面倒だけど・・



7.引き違い窓
  一般的な建物で最も多いタイプの窓のガラス障子ですね。
  基本は、「網戸」と同じです。
  「外れ止め」が頑丈になり、形式もバリエーションが広がっています。

       画像無断借用

     ネジをドライバーで左に回して緩めると、「外れ止め」が解除できます。



   少し複雑なものには「レバー式」の外れ止めも有ります。
   要領は同じなのですが、固定ネジを緩めて「外れ止め」をドライバーで押し下げます

       YKKさんより


   固定ネジが横についている場合も有ります。

      メーカー不詳


   障子の枠のどこかに付いていますので、見れば大体の検討が付くと思いますよ。



8.サッシ窓の外し方も調整も、ほとんど雨戸と同じです
  基本は、建物の外側に外すのが一般的です。

           内側  外側

  サッシは、外界に対して開口する、外壁の中では最も弱い部分になります。
  外壁の役割は、雨風を凌ぐだけでなく、例えば台風などでの「飛来物」に対しても
  屋内を保護しなくてはいけません。
  もしサッシに飛来物が当たって、屋内にサッシ共々に突入しては「危険」なのです。
  サッシが外れても屋内には入ってこない構造にしている訳ですね。


  但し、昨今はサッシの強度が高まったか、或いは建物の構造上の都合で「屋内側」に
  外せるケースもあるそうです。
  これは、私は詳しくありませんので、解説は差し控えさせて頂きたいと存じます。
  勉強が捗ったら、このブログの改定も行いましょう。
  今は「秘密基地」建造が最優先ですので、ごめんなさい。


9.ガラス障子のサッシ・・面倒ですねぇ、要するにガラス窓を外す目的の多くは
  動きが悪くなって「下戸車を交換」する事が第一位です。
  難しくありませんよ、素人DIYで行えます。


10.あまり多くは有りませんが、ガラスを割ってしまって「ガラス交換」が有ります。
  これは少し難しくなりますが、素人DIY で行えます。


特段の事情が無い限り「秘密基地」が終わってからの掲載とさせて下さいませ。
ここに挙げました記事は、秘技「雨戸はスクレーバーで外す」の紹介以外は、
全てネット上で検索すれば分かりますのでね。



11.外したら、必ず元に戻す
  サッシの外し方について概ねをご説明しました。
   最後のこの項だけ、タイトルを大きく掲載させて頂きました。
  先に申しました通り、サッシは外壁の中では最も「弱い」部分です。
  「外れ止め」や「脱輪防止」等は、必ず元の状態に調整して戻してください。
  外しっぱなしの業者もいますから注意してください。
  万一の被害拡大を防止するために、安易に作業を行うのは「危険」です。  



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