ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

おもしろい!! Amazon ジョーク

本日のブログは、中ほどの 太文字「ジョーク」 の箇所だけお読み下されれば結構です。


秘密基地も完成して時間を持て余すようになりました。
「プリズナーズ」というサスペンス作品を、Amazonプライムビデオで視聴しました。

              

あらすじ:6歳の女の子が突如行方不明に。
     父は娘を誘拐されたと犯人を確信し、法律とモラルの一線を踏み越えていく。
     粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。
     そしてクライマックスを迎えて想像できなかったラストに !!


視聴後のカスタマーレビューを投稿します。
タイトル:「ストーリーはとても面白いが、構成にテンポがない」


        ・・・ レビューの内容は面白くないので割愛 ・・・



そうしますと、Amazonから投稿のお礼に添えて、下記が表示されました。


        

   ジョーク:「旦那、お隣さんのところに金槌借りに行ってきたんですが、
                    釘を叩くと減るから、貸せないそうです。」
        「ちぇっ、しょうがねえケチだな、じゃあ、うちのを出して使うか。」


                  


何時からかは知りませんが、Amazon「落語ネタ」の粋な計らいに、笑いました。
これは「しわい屋」という古典落語でして、併せてご紹介します。
「しわい」とは「吝い けちだ。しみったれだ」の島根県の方言だそうです。


             お時間がございましたら、よろしくお付き合いくださいませ。




ここから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


町内に火事があっておさまった頃、見舞客に店の旦那
   「おかげ様で風向きが変わりまして、こちらは被害がなくて済みました
    ・・・定吉や火がないよ・・・起こすことはないよ。
    向こう側の焼けた家から十能を持って、おきをもらっておいで・・・」


定吉が向かいの家に行くと
   「ふざけるな。おきなんか一かけらもやれるもんか、とっとと帰れ!」
定吉は帰ってこのことを話すと、
旦那 「ケチな野郎だ。今度こっちが焼けたって火の粉もやるもんか」


旦那 「定吉、雨戸を修繕するからお隣から金槌を借りておいで」
定吉が隣へ借りに行くと、
主人 「貸さないこともないが、打つのは鉄の釘か竹の釘か」
定吉 「たぶん鉄の釘でしょう」
主人 「それなら金槌が減ってしまうから貸せない」
戻って定吉  「金槌が減るから貸せないということで」
旦那 「回り近所はケチばかりだな。そんならうちのを出して使おう」


この旦那は梅干しをにらんで、口の中に酸っぱい水を溜めてご飯を食べ、
              隣の鰻屋で焼く鰻のにおいをおかずにして飯を食っている。
月末に鰻屋が鰻のにおいかぎ賃を取りに来た。
旦那 「うーん、なかなかやるなと」思ったが、懐(ふところ)から財布を出して振って、
   「かぎ賃だから、音だけ聞いて帰れ」と、ひるむことはない。


扇子なんぞは気前よく全開して一生使うと言う。
扇子は振らずに首を振るというから恐れ入る。


ある晩、ケチ仲間が訪ねて来た。通された部屋は真っ暗で何も見えない。
旦那 「少し辛抱すれば暗闇でも目が慣れて見えてきますよ」、それは理屈で、


ケチ仲間 「ああ、見えてきました。おや、こりゃ驚いた。あなたは裸ですね」
旦那   「ええ、表へ出る時だけ着物を着るんですよ」
ケチ仲間 「寒くありませんか?」
旦那   「寒くなんかありません。いつも汗をかいています」
ケチ仲間 「汗をかいている。・・・何かまじないでも・・・」
旦那   「あたしの頭の上をご覧なさい。細い紐でたくわん石をぶら下げてあります。
      いつ紐が切れて落ちて来やしないかと、冷や汗をかき続けています」


ケチ仲間 「いやあ恐れ入りました。危なくてとてもいられません。おいとまします」
旦那   「お帰りですか。じゃあ、この薪をお持ちなさい」
ケチ仲間 「薪なんか持ってどうするんです?」
旦那   「薪であなたの目と鼻の間をぽかりと殴りなさい。
      そしたら火が出るから、それで履物を探しなさい」


ケチ仲間 「へへ、たぶんそんなことだろうと思って、下駄ははかずに参りました」
旦那   「なに、裸足で来た。たぶんそうだろうと思って畳を裏返しにしておきました」


                           ・・・・・ お粗末様でした。


   全文はこちら ♡♡
    
                      三遊亭圓生・吝い屋(しわい競べ)(1957年)




            




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