ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY 25 「リモコン」が効かん!!

テレビのリモコンの効きが悪くなってきました。
特に「電源ボタン」は、強引に強く押し付けても
           テレビ受光器の10㎝位前にまで近づけないとオン/オフしません。

   

   もはや、リモコンの意味がありません。


このような場合の第一原因候補は「電池」の消耗です。
ところが電池交換しても症状は変わりません。
他のキーは効いているのに、電源ボタンだけ反応が悪いという場合は、
                         ボタンの接触不良が考えられます。



では、直していきましょう。



ビフォー

   



これには「リモコン」の分解が必要になってきます。
ほとんどのリモコンは、電池収納部辺りをビス止めしており、
         リモコン本体はプラスチックの爪でカッチンロックしているだけです。



このリモコンの場合は、3か所をねじ止めされていましたので、全て外します。

     



次に、リモコンの筐体のカッチンロックをマイナスの時計ドライバーなどで外していきます

   

   ロックしている「爪」を探りながら、「爪」をロックから浮かせると
   「カチッ!」と音がしてロックが外れます。


   無理をするとロックの構造が壊れてしまいます。
   慎重に!  慣れていないと、少し難しい作業かもしれませんね。



分解できました。

   

     上から、リモコンカバー
         リモコンボタンラバーシート
         リモコン回路本体



リモコンボタンシートをひっくり返しますと、何も無いように見えます。

   

   実は操作ボタンの面には「カーボン」という炭素の膜が施されて(印刷)います。
   このカーボンの膜が電極となり、回路に触れることで微弱な電気が流れて、
   スイッチの役割をするのですね。



スイッチの効きが悪くなってきたという事は、この「カーボンの膜」が汚れて来たからです
そこで、洗剤でラバーシートの裏面を指先で軽く丸洗いします。
「歯ブラシ」等は電極を剥がしてしまう事もありますので使いません。

     

   洗剤で洗うのではなく、
   「水」と少量の洗剤をよく混和して「泡」で洗うようにするのが効果的です。



全体を万遍に洗いましたら、
よく水洗いして、シートに残っている水気を、水滴が残らないようによく拭き取ります。

     



次に、本体のカーボン回路を洗浄します。
回路側にはたくさんの電子部品が使われていますので「水」は使いません。
接点復活材にもなる「CRC556」を利用します。

     

   直接回路パターンに吹き付けても差し支えは有りませんが、
   一旦ティッシュ等に含ませて使う程度で十分です。



黒くウネウネしている部分がスイッチの接点になる回路です。
これも「カーボン」を印刷されているだけなのですね。

     

   気にせず「基盤」全体を、CRCを含ませたティッシュで軽く擦っていきます。
   擦れた所はツヤツヤに光りますので、擦った個所が良く分かります。
   これもゴシゴシと擦ってはいけません。
   カーボンの、極表面の劣化と汚れを拭き取る程度で結構です。


   ティッシュを裏返してみますと、少し黒色になっていますね。
   この後、ティッシュで軽く乾拭きしてください。


CRCが無い場合には、ティッシュで乾拭きするだけでも効果は有ります。



これで、リモコンのクリーニング完了です。




今度は逆の手順で、リモコン基盤本体にスイッチシートを載せて、リモコンカバーを被せて
指で挟んで押さえていきますと、カチッ! カチッ!と音が鳴りながら
リモコンが組付けられていきます。
それで、通称「カッチンロック」と呼ばれている所為です。



アフター

   

はい。 
これでイライラしなくても、離れた個所からでもリモコンが効くようになりましたァ ♡♡





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