ogisan のブログ

DIYで外壁リフォーム、そして秘密基地

DIY外壁リフォーム 10 「見積書」で選ぼう優良業者(改)

番外編です。業者委託する場合のご参考に。


外壁リフォーム、費用は決して安い事ではありません。
A.我が家(一般的な戸建て)再塗装は「300~350万」が相場です。
Q.ええー、それなら増築ができる。なぜ、そんなに掛かるの? 塗料塗るだけでしょ?
結論:新築は新品部材を塗装してから建築するので手間がかからない。
   リフォームは「スクラップ&ビルド」になるので、手間が倍、3倍掛かります。
   DIYを通して、屋根60万円は未だに納得していませんが、
   ちゃんとした手抜きしない再塗装なら「これは確かに掛かる」と納得です。
Q.しかし、やはり費用はできる限り抑えたい、その中でも
  そのちゃんとしたリフォームをしてくれる業者さんをどのように選べば良いか
  私ら素人には分からないのです。


Q.まず、どんな悪質な事例があるか を知りましょう
     
     「報告書」本文   http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130307_2.pdf


Q.引っ掛かってしまってからでは、解決は難しいです。
  1)訪問販売
    トラブルの「巣窟」です。
    優良業者は「訪販」をしないか、する必要がありません。


  2)ネット「複数業者見積紹介サイト」
    登録業者は「見積紹介運営サイト」に「上納金」を払わねばなりません。
    よって「割高」になるか、「手を抜く」事になります。
    そもそも、優良業者は「見積紹介サイト」には登録しませんし、必要ありません。


  3)弊社は「50万円」「50万円以下で」責任施工します。
    50万円では「綺麗な塗装」は出来ても、着色しかできません。
    「家を守る塗装」なぞ、出来よう筈が有りません。


  4)「塗装会社」「リフォーム会社」も会社です。
    会社の目的は「利益を得る」ことです。これは至極当然で、当り前の事です。
    地域社会の為に「ご奉仕」するような企業・会社は、存在しません。
    「50万円」なら、50万円で利益を得るような仕事しかしません。
    それ以上の事を期待してはいけませんし、出来ません。   
    「安い」には、「安い理由」があります。
    「必要」に掛かる費用は、当然「必要です」
    施主は、この「当り前の事」を理解する必要があります。


    但し、悪徳は「必要ではない」のに、「必要」と見積を上げます。



どうする
「見積書」で選ぼう
1.施主の要望を明確に
  家を守る「耐用年数」か、ただ綺麗になれば良いだけの「コスト」か?


2.現場を下見(簡易診断)しない「見積書」
  論外
  梯子で登って簡易診断して頂ける業者さんもいます。


3.「塗装一式〇〇円」の見積書一枚を出してくる業者さんは、丁寧にお断りしましょう。
  これで大半の不良業者は振るいに掛けることができます。
  お断りする業者さんには丁寧に接しましょうね。


4.何も言わなくても、優良業者さんは「詳細見積書」を提出して来られます。
  ① 塗装・修繕範囲 外壁、軒・軒天、破風、雨戸、雨樋、基礎
  ② 使用する塗料(希釈用も含む)、数量、単価・金額
  ③ 塗装工程と凡その日程(期間)
    (例) 挨拶回り - 足場 - 細部劣化点検 - 洗浄 - ケレン - 下地処理 - 補修修繕 - 養生 - 
       - 下塗 - 乾燥 - 中塗り - 乾燥 - 上塗り - 点検・補修 - 足場解体 - 片付け
   Point.きちんとやろうとすると1工程1日、最低でも塗装一週間は掛かります。
   Point.塗装時期によっても工程・期間は大きく変わってきます。
  ④ 気掛かりな個所やよく分からない場合は、更に再見積もりを依頼しましょう。


5.「写真」付きの見積書であること
  下見で劣化している個所を「写真」で説明してくれる業者さん


6.「見積書」で質疑
  ・詳細を素人にも分かる言葉で納得いくまで説明してくれれば、要否の判断もし易い。
  ・再塗装必要ということは「建物」全体が痛んでいます。
   その部分も併せて補修・修繕するようにしましょう。
   足場が掛かったら、細部点検を受けて補修計画される事を薦めます。
  ・保証


7.生活ヘの影響:「駐車場」「トイレ」「自治体届け出・手続き」など


8.納得して、最終的に業者を選びましょう。
  ・施主も事前知識を得て塗装を理解する努力をしておけば、納得できます。
  ・見積業者が多ければ、選択する範囲が広がります。



施工は施主自らが現場監督(‥のつもり、‥の覚悟で)
かなりの手抜きの抑止力になります。
1.作業を「ちゃんと見ているぞ」という意思を行動で示しましょう。
  「工程表」通り進んでいるか、作業が分からなくても良いのです。
  Q.そんな四六時中立ち会えないよ、仕事もあるし。
  A.本来は自分で行う仕事。それを業者に行わせるという覚悟です。
    関与できる範囲で関与するしかないです。この期間だけ、頑張ってください。


2.工程毎に作業中の「写真」を撮る、工程の完了毎に写真を撮って貰う
  施主は安全規制上、足場には上れません。
  施主の目の届かないところは、工程完了毎に業者から写真を提出してもらいましょう。
  「写真」は後日に役立つ事は多いです。


事前のお勉強 が業者の手抜き防止を抑制します
  情報はネット上に沢山公開されています。
  一晩を勉強時間に充てるだけです。
  業者任せの姿勢では、手を抜かれるのは施主の責任と思いましょう。
  「なめたらあかんぜよ!」 自分の身は、自分で守るしかありません。


もし不幸にもトラブルに見舞われたら
「国民生活センター」
     


「(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター」
      


   しかし司法機関ではありません。最後は民事手続きするしかありません。
   トラブルが起きたら・・でなく、
   トラブルが起きないように努力するところは努力するのが最善と思います。


   「火災保険」や「自動車保険など」に特約を付けておられる場合は、
   弁護士費用が支払われる事も有ります。
   お掛けになっている「保険」の内容も精査しておくと良いでしょう。


これが過去の私の反省点でした。





目次はこちらから
    


210213改定の内容
 ①「まず、どんな悪質な事例があるか」の項を追加
 ②相談窓口に「国民生活センター」のURLを追記
 ③関連文章の軽微な改定

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